人事担当Aさん
人事評価制度は作ったけど、なかなかうまく運用できていないんだよ...
人事担当Bさん
人事を評価してはいるけど、正しく評価出来ていない 気が...でも、何が悪いかわからないから対処しようがなくて...
人事担当Cさん
我々のような 中小企業 って、人事評価はどうあるべきなの!?
「社員の幸せ」とは何でしょうか?「仕事に対する満足」「良い職場環境」「仕事に対するヤリガイ」「より良い人間関係」...。これらは、「職場=ワーク」という側面にスポットを当てて「幸せ」を定義しています。
もう一つの側面は、「プライベート=ライフ」であり、家庭環境や家族関係、友人関係、趣味などの充実です。この両側面において自分を肯定的に捉えることが「幸せ」でしょう。
私たちは、「職場」における「幸せ」を実現するための1つのツールとして「人事制度」を位置付けています。
働く人々が、満足度が高い職場とはどんな職場かとの問いに対し次のように答えています。
適正な人事評価制度がある
充実した社員教育制度がある
適切な安全衛生管理と充実した福利厚生が整っている
経営理念や経営ビジョンを経営者と社員が共有している
良好な人間関係が維持されている
ワークライフバランスを調和できる水準の賃金が支給される
配属は本人の希望ができるだけ尊重されている
適正な人事制度は、社員の「働きがい」を生み出します。
「社員を幸せにする人事制度」は、人事評価の結果を「処遇」「適正配置」「能力開発」「コミュニケーション」に活用することで、社員が「働きがい」を持って自己実現をする手助けをします。
基本的には、「能力」ではなく「仕事」を基準にした人事評価をベースにした等級制度、賃金制度からなる人事制度の構築を目指します。仕事を基準に評価項目を設定するので「同一労働・同一賃金」に対応できます。また、人事評価制度が「JOBルーブリック」により「見える化」されているため、「何を基準に評価されるか、どうすればよい評価になるか」が明確になっています。
まず最初に行うのは、人事評価制度の「目的」の明確化です。
人事評価を何のために行うのか?そして人事評価の結果をどのように活用するのかを経営陣で明確にしていただきます。
「JOBルーブリック」を作成するために簡易職務分析を行うので、「仕事」をよく理解している管理職又は監督職からプロジェクトメンバーを数人選出します。このメンバーと私どもで簡易職務分析(仕事の棚卸)を実施し、評価項目を設定していきます。その後、評価項目に対する遂行基準、職位レベルを設定し「JOBルーブリック」を完成させます。
「JOBルーブリック」が完成したら、人事評価者向けの「ガイドブック」「人事評価制度運用規程」を作成します。これに合わせて人事又は総務担当責任者と現状の社員の賃金分布から新しい等級制度における等級付けを実施します。その上で、モデル賃金を作成し、賃金水準の適正、昇進昇格による差異などの分析を行います。
新しい人事制度についての社内説明会、第1回目の評価者研修を実施し、社員の皆さんに新しい人事制度についての理解を浸透させ、評価者研修において評価のポイントや評価者としの基準をどのように持つのかを理解していただきます。
社内説明会を終え、社員に新しい人事制度についての理解が浸透してきたら、評価者と部下との面談をスタートさせ、実際の運用に入っていきます。
所長兼人事制度コンサルタント
昭和35年6月20日生まれ。
証券会社、損害保険会社に勤務の後、生命保険損害保険代理店を起業。その間に行政書士、社会保険労務士の資格を取得し、「行政書士・社会保険労務士 あさひ合同事務所」を開設。
平成28年3月「社会保険労務士法人 あさひ合同事務所」を設立。
各種団体や企業において講師として人事労務に関するセミナーを開催。 企業と労働者間の人事労務トラブルの裁判外紛争処理である斡旋において、代理人としてトラブルの解決に関わる他、人事制度、労務管理の専門家として多数の企業のアドバイスを行っている。
アシスタント
澤 知美
神戸女学院大学 音楽学部音楽学科 卒業
大学卒業後、音楽ホールでクラッシックコンサートの運営等に携わる。
その後、薬局、訪問介護施設等を運営する企業にて人事労務担当者として勤務。
現社労士法人に入所後は、手続き業務を中心に企業の労務をサポートし、現在、アシスタントとして人事コンサルタント業務に従事。
人事制度の構築や運用にかかわる中で、特に人事評価制度がうまく機能しないケースに度々出会いました。多くの場合は、制度設計に問題があるというよりは、運用が適切にできないことが原因でした。もちろん、各企業に合った制度設計は重要ですが、「運用しやすい」という視点が欠けていたのです。
そこで、運用のしやすさは何がポイントかと考えたときに、次の2つが必要だと気付きました。
1つは、仕組み作り。もう1つは、目的の明確化です。
この2つは至極当たり前のことですが、結構見落とされがちです。これらを取り入れることで、従来と比較して大幅に運用がしやすくなりました。運用がしやすいというのは、手軽に簡単にできるという意味ではありません。人事評価制度に関わる従業員の皆さんが、興味を持ち、評価制度を通して自分を成長させ、コミュニケーションツールとして活用できるという意味です。それが「社員を幸せにする人事評価制度」です。
私どもは、「社員の幸せ」を企業理念に掲げています。
ワークライフバランス、仕事と生活の調和を実現し維持できる職場が求められている現在、職場における効率的な働き方のみならず、仕事を通して「幸せ」を実感することが重要です。社員の幸福感は、職場環境を改善し、企業の生産性の向上につながります。「社員を幸せにする人事評価制度」を導入いただくことで、社員が幸福を感じ、会社の業績向上のお役に立てるものと思います。
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